大切なことは、君がいること

赤色サイコを中心に、ジャニーズのこと。

次の春です。

滝沢歌舞伎ZERO2021が開幕した。

 

2年ぶりの舞台としての滝沢歌舞伎。私は個人的に2019年に行けなかったので3年ぶりの滝沢歌舞伎SnowManが主演になって初めて観る滝沢歌舞伎

そんなの、泣いてしまうに決まっていた。

 

 

 

幕が開いて9人の姿を目に入れた瞬間、どうしたって涙が溢れて仕方なかった。

カーテンコールでひーくんも言ってくれたけど、本当に「よく生きててくれたね」という気持ちだった。彼らも私も今日まで頑張って生きた。辛くてしんどくて長い長い時間に耐えた。だから、また会えた。生きててよかった。

会えない毎日を頑張っていてよかったと、心から思った。

 

 

 

 

 

言わなくても分かると思いますが、最初から最後までずっと阿部くんマルチアングルしていたので有益なレポはできません。阿部くんのことなら全部覚えてるのに、それ以外のことに海馬を使えなかった。海馬がゴミすぎる。

 

それでもしっかり覚えていることは、新曲で翔太のソロが終わり9人全員でのユニゾンになった時、翔太だけが歌わずにマイクを下ろして遠くを見ていたこと。そういう演出というわけではなさそうで、きっと、口をひらくと、遠くをきゅっと見つめていないと泣いてしまいそうだから。そんな儚い顔に、私には見えた。その顔がとても切なくて美しくて、一生忘れないだろうな、と思った。がんばれ海馬。

 

あと余談だけど、一緒に行った深澤担の友人とお互い一生マルチアングルしてたから、観劇後の感想が全然共感し合えなくて最高だった(?)

 

 

 

 

 

SnowManは、やっぱり春がよく似合う。

春夏秋冬いつも素敵なのだけれど、春に黒髪で凛とした姿勢で桜を背負う彼らは、やっぱり格別なのだと思う。

春という季節さえも彼らのことを愛しているのだと、そう感じる。

 

 

語弊があるかもしれないけれど、私は阿部くんの、舞台仕様の笑顔が好きだ。雑誌で見るキラキラ笑顔やYouTubeで見る素の笑顔とも違う、"板の上にいる"という自覚を感じるような意識して作っている笑顔が、私の琴線に触れて心を燻るのだ。どうしたってあんなに綺麗な顔で笑えるの。あなたの笑顔で私は一生泣ける。

その笑顔が見られると、あぁ、春が来たなあと思う。タキシードのようなピシッとした衣装で背筋をしっかり伸ばして手話をしながらその笑顔を見せてくれる春の阿部くんが、私は滝沢歌舞伎の中で1番好きだ。

 

 

 

 

 

去年の今頃、世界は、とてつもなく暗くて長いトンネルの中を、走れるわけでもなくただ立ち尽くすだけの日々だった。世界の誰に聞いても出口が分からない真っ暗闇の中で、ささやかに、けれど確実に、私の足元に優しいあかりを灯してくれたのが、ジャニーズエンターテイメントであり、SnowManだった。

会えない日々の中で、1番好きなSnowManと私の春を感じることができない中で、デビューコンサートも滝沢歌舞伎も諦めざるを得なかった彼らは、絶対に私の心を照らすことをやめなかった。

YouTubeをたくさん更新してくれた。すのとステイホームを始めてくれた。自宅からラジオ出演もしてくれた。本当に嬉しくて嬉しくて、より一層私はSnowManを好きだと思った。

 

けれど、より一層好きになればなるほど、会えないことへのやるせなさは感じた。会いたくて、思いを届けたくて、どうしようもないから手紙を書いた。どうしようもなさすぎてなぜか矢花くんにも書いた。本当になんで?

 

 

 

 

会えない毎日を頑張った。会いたくて涙が出てしまうこともあった。耐え忍ぶ季節は夏になり秋が来て冬をも越えた。全ての季節に彼らを想った。

 

春夏秋冬 君の笑顔も涙も
逃さないで僕が守っていきます
あの夢をぎゅっと掴むために
寒い冬さえも越えて君住む街へと
届くように歌うよ ヘタクソなラブソング
ほら 気づいたら 次の春です。

 

 

また春が来た。

この歌が死ぬほど沁みて、心臓の1番深いところがキュっとなった。

 

 

春がこんなに似合う君と、また春に会えてよかった。

 

 

 

私は何十年後になっても死ぬ間際になっても、今年の春を思い出すのだろうと思う。

寒い冬さえも越えてお互いを想い合い耐え続けたこの1年のこと、思ったよりつらくて枕を濡らした過去の私のこと、渇望していたエンターテイメントに肌で触れられたこの春のこと、全部ひっくるめて丸ごと抱きしめたい。

 

 

 

 

「次の春」を待っていて、信じていて、本当によかった。

 

また次の春まで頑張って生きていこうね。