大切なことは、君がいること

赤色サイコを中心に、ジャニーズのこと。

重岡君から見える世界

重岡君の言葉選びが、とても好きだ。

ウェブで読む話し言葉のようなありのままの言葉も、メンバーとふざけ合っている時にふいに出る言葉も、彼の作る曲の歌詞も、全てが私の琴線に触れて仕方ない。彼の頭の中や心の中、感性、紡ぎだされる感情、全てが魅力的でキラキラで。

 

突然で恐縮ですが、私がとくに好きな彼の言葉を紹介させてください。

 

 

・揺れる心 ゆけ涙 僕の愛してる

はじめて彼の言葉に惚れたのは、『乗り越しラブストーリー』 だった。どうしたってこんな可愛くて美しい言葉選びができるの、と心臓を掴まれた。曲全体を通して全てのセンテンスが素敵なのだけれど、中でも歌の最後の最後のこの歌詞が、たまらなく刺さった。

ゆけ涙、あまりに綺麗すぎる。涙が流れているのか、 泣く寸前なのか、過去に流した涙に言い聞かせてるのか、その真意は重岡君にしか分からないけれど、この恋愛を、涙を、 過去のものにしようとしているその心が伝わる。それを"ゆけ涙"の3文字で築くのは、あまりに美しすぎる。

"愛してる" というまっすぐで少しこっぱずかしい言葉で物語を締めるのが、とても重岡君らしいなと思う。涙があふれるような感情や後悔のその中心にある、はっきりとした"愛してる"という気持ち、それを隠さずまっすぐ言葉にするところ、優しくて繊細でまっすぐ熱い、重岡君そのもの。

 

 

・たまにボコボコにやられる時もあるけれど、また立ち上がれる理由は、幸せになりたいからだと思います。

少し前までシングルリリース前にメンバーが順番にメールくれてたんだけど、あれなんでなくなったんだろ?この文章は、週刊うまくいく曜日のリリース前にくれた重岡君からのメール。このメールを読んだとき、あまりに良すぎて、思わず泣きそうになって、保存したことをとてもよく覚えている。ちょうど友達とカラオケでWESTV!のDVD鑑賞会をしていて、シゲからメール来たよ~なんて話しながら読んで、携帯を抱きしめたくなるくらい愛おしい気持ちになったこと、ずっと新鮮な気持ちで覚えている。

エストって本当にそういうグループなんだろうな、と思う。きっとしんどい思いもたくさんしているけれど、それでも全員で何度でも立ち上がって、必ず前を向いて、同じ方を、私たちの方を向いて、笑ってくれる。自分たちが体現しているから、言葉に説得力がある。

重岡君、今幸せかな。もっと幸せになりたいと思って、何度も頑張ってくれてるのかな。その立ち上がった先に、幸せの方面に、私たちがいたらいいな。

 

 

・いつも俺たちに30代のかっこいい姿見せてくれてありがとう

WESTivalのゲームコーナーで淳太くんにふざけて言った、けれど絶対本心なひとこと。このたった一言が私には、妙に刺さったんだよね。何を言ってもいいあの場でとっさに出た一言が"いつもかっこいい姿見せてくれてありがとう"なの、あまりに尊すぎるだろうが。

 

 

・心臓だってど真ん中を 一歩はみ出して止まらないんだ

重岡君が作詞作曲した『むちゃくちゃなフォーム』の一節。めちゃくちゃ"重岡節"。『間違っちゃいない』の"理想と現実で結ぶ靴ひも歩けるかな"もそうだけど、着眼点やものごとの捉え方が独特で綺麗なんだよな。

確かに心臓って身体の真ん中からズレたところについていて、ど真ん中にないけどものすごく大切で、生まれてから死ぬまで止まらなくて、だから大切なものって、ズレてても、平凡でも、ガムシャラでも、カッコ悪くても、自分にとって大切だから、止まらない。止められない。それでいい。

どうやって生きてたら、そんな着眼点で世界を見られるんだろう、と思う。心臓が左側についていることに着目して曲書いた人、重岡君と野田洋次郎しか知らないかも。

しれっとネタバレになってしまって恐縮なのですが先日コンサートでこの曲を聴いた時、この歌詞を聴きながら7人の顔を見て、本当に震えたんだよ。むちゃくちゃなフォームで生きているウエストが私の心臓だから、ウエストが止まらない限り私も一生止まらずにずっと幸せなんだろうな、と本気で思ったよ。

 

 

 

総じて私はとにかく、世界中に重岡君の作った曲を聴いてほしいと思っている。

歌詞ももちろん曲込みで彼の世界観を感じて、恍惚としてほしい。ああ、重岡君ってこんなに愛の人で、魂の人で、等身大の人なんだな、と身体中で感じるから。重岡君を構成する感性が見えて、それらひっくるめて彼の全部を好きになってしまうから。

『乗り越しラブストーリー』や『バニラかチョコ』 、『じゃあね』を聞けば、重岡君が30年の中で培った恋愛観が垣間見えて、そのあまりのリアルさや予想以上のロマンティックさ、甘さで、 溶けてしまいそうになる。

『ムーンライト』や『間違っちゃいない』、『愛情至上主義』を聞くと、 彼のがむしゃらに生きてきたその半生や震える魂や心が垣間見えて、彼の心の真ん中にある拳で鼓舞してもらえたような気持ちになる。

 

重岡君の言葉は生きている。確実に命がある。だからとても惹かれて、とても好きだ。

私はこれからも、彼の紡ぎだす言葉に、感性に、彼の全てに、どうしようもなく夢中になっていくのだと思う。

 

 

7ヶ月ぶりに会った重岡君の感性を頭の先から爪の先まで浴びて、繊細で単純な彼の、

"大好きだ 愛してる"

が、とても沁みる春が始まった。