大切なことは、君がいること

赤色サイコを中心に、ジャニーズのこと。

「ありがとう」じゃ足りない

誤解もクソもないことを恐れず言いますが、私はゴリゴリのジャニオタである。

 

関ジャニ∞が大好きでコンサートに行きまくってDVDを買い漁って観まくっていた10年前のeighterは、バックで踊る関西ジャニーズジュニアに母性を感じざるを得ないのである。 そうつまり私の話。

 


今もその名残はあるけれど、当時は今よりもずっと、関西への差別が酷かった。グループもなかなか組めないしデビューも出来なかった。先輩のコンサートも関西公演にしか出させてもらえないし、ジュニアのコンサートが年に2回だけ、そんな状態がずーーーーっと続いた。

同期がデビューして後輩がデビューして、けれど関西に仕事がなくてなかなか芽が出なくて、全員バイトして食いつないで、コンサートはガラガラで、やっとデビューできてもデビュー会見は会議室で、しかもデビューシングルは関西限定で。
そうやって長い下積みを経て苦労の末デビューしたのが関ジャニ∞で、その苦労にずっと寄り添って頑張ってくれたのをeighterも知っているので、eighterはみんな関西ジャニーズジュニア、もとい、ジャニーズWESTが大好きなのだ。もちろん私も死ぬほどすきです。

 


そしてそんなジャニーズWESTも、長い間苦労が続いた。年長組は10年以上下積みを続け、同期はほとんどいなくなって、関東の歳下たちのデビューを見ていることしかできなかった。7人でデビューしようなって約束していたのに、その為に努力していたのに、蓋を開けたらデビューと言われたのは4人だけだった。
なんとか社長を説得して7人でのデビューを叶えた後も、グループ内格差が続いた。デビューシングルは、元々デビュー予定だった4人にしかパートが割り振られなかった。

 

 


ジャニーズWESTのメンバー中間淳太くんが、雑誌のインタビューでこんなことを言っていた。
「関西ジュニアのファンって、どんなグループのファンより、たくさん泣いてると思うんです。基本、仕事は夏と冬のコンサートだけ。夏にファンになったジュニアが、冬もいるもんやと思ってきたら、ステージにその子がいないなんてしょっちゅうで、“あれ!?”って戸惑って、涙をこらえてるファンの顔、僕らは何度も何度も見てきてる。それは、どんなことよりもツライことで。……関西ジュニアを去った人、それを知って涙したコ、いろんな人の、いろんな想いを背負って、“俺らがいつかデビューして、その涙の何倍も笑顔にさせるから”って思いながらやってきたはずなのに……」

 


ジャニーズWESTがまだジュニアだった頃1番近くでWESTを支え、WESTがデビューしたあと、次のデビューはこいつらだと言われた6人組がいた。
私は実はWESTデビュー前後あたりはジャニオタを休業しテレビでなんとなく応援しているくらいのライトなファンだったのだけれど、だからその当時のジュニアのことはあまり追えてないのだけれど、そんな私でもよく知ってるくらい有名で人気な6人だった。

 

そんな6人のうちの顔があまりに美しい天然2人は気付いたら東京のジュニアに引き抜かれて東京進出していて、色白で王子様みたいなのに話のうまいあの子は気付いたら退所していた。

上記の中間くんのコメントのように、西も東も同じだけれど、ジュニアは公式発表なくふわっといなくなってしまう。辞めたんですか?お休みしてるだけですか?東京に行ったのは期間限定ですか?そんなモヤモヤを抱えながら、時期が来たら、ファンは何となく察していかなければならない。
関西は人数が少ないから、その子が自分のいわゆる「担当」じゃなくても絶対その子のことを知っているし、思い出もある。関西ジュニアを好きな人はきっとみんな、「関西ジュニア全員」のことが好きなのだ。だから、誰がいなくなっても悲しいし、誰が活躍していても嬉しい。

 

 

そんなファンの気持ちを分かってくれているのか、関西ジャニーズはみんな、見守り応援してくれていたファンを、すごく大切にしてくれる。


アイドルをすることで私たちには知り得ない辛いことや葛藤が沢山ある。辛い思いをしてでも、恋愛も結婚も勉強も普通の生活も犠牲にして、あなたの人生その全てを私たちに捧げてくれる。たくさんの重い荷物や期待や不安を背負って、10代、20代そこそこの彼らは、そこに立ってくれている。それらを背負うにはあまりに若すぎるのに、覚悟を決めて背負って笑顔で生きてくれている。それは西も東も同じだけれど。 必死に生きている彼らは、あまりに美しい。

 

 

ジャニーズWESTの「ありがとう」じゃ足りない という曲がある。
この曲はコンサートでメンバー一人一人がファンやメンバーに向けて言ってくれた感謝の言葉を元に作られた歌で、つまり、我々に対する感謝の気持ちを歌にしてくれたのである。泣ける。
けれどひとつ言わせてほしい。「ありがとうじゃ足りない」と思っているのは私たちの方なのだ。私たちはあなたたちのことがただ好きで応援しているだけなのに、好きだからコンサートも行くしCDも雑誌も買うだけなのに、好きでやっていることに対してこんなにも感謝してくれる。それよりも、こんなに好きだと思える存在になってくれて、忙しいのに全国飛び回って私たちに会いに来てくれて、今までもこれからも元気に健康で生きてくれて、私たちの方が、ありがとうの気持ちでいっぱいなのだ。
わたしは、「ありがとう」じゃ足りない、という曲が、関西ジャニーズを象徴する曲のように思えて、あまりに染みるので、シンプルに、大好きだ。

 


少し前の話になるけれど、関西で4年ぶりに、事務所公式のグループが結成された。つまり関西勢の中で次にデビューするとしたら彼らの可能性がとても高いということだし、関西勢がデビューする日が遠くないということである。
正直そのメンバー構成も、物議を醸した。けれど、私はやっぱり、すごく嬉しかった。
上にも書いたけれど、推しこそあれど基本的には関西jr.みんなのことが大好きでみんなが幸せになってくれたらいいと思っているので、どんなメンバーであっても、こうやって関西がたくさんの人の目にふれる機会が増えたのは、すごく嬉しいことに思えた。
ちなみに私は下積みの長い苦労人な丈くんがやっと日の目を見ることができたのが、すごく嬉しい。
康二くんは真鳥くんとか末様とかリチャとかと、なんかもうすっごいかっこいいグループ組んでほしい。
関西のいいところは人数が少なくて全員が仲良いが故に、誰と誰がグループ組んでも全然違和感なくサイコーって推せるところ。

 

 

わたしには関ジャニを好きになった頃からずーっと、細く長く応援していた人がいる。その人は今年29歳になり、とうとう今年で入所15年を迎える。新グループにはメンバー入りしていない。メンバー入りしていないことを、ネットでは阿鼻叫喚されているけれど。
けれど、それでいいのだと私は思っている。29、30歳になってデビューするよりも、今まで培ってきたものを存分に自由に発揮しながら、これからも後輩たちを支え、関西の基盤であり続けてほしいなあと私は思うし、それができる存在だから。今、文一くんがそうであるように。だから、龍太くんは、これでいいのだ。どこで何をしていても、私は龍太くんが好きなのだ。

 

なにわ男子結成のお知らせを知った時、絶対このことを書こうと思った。けれど、なんて言葉にしていいのか分からなくて、彼らのことを書こうとしたら、他の仲間たち、先輩、そのまた先輩たちのことまで書かないと整理がつかなくて、こんな大作になってしまったし、こんなに時間が経ってしまった。梅芸が始まって、それに大先輩関ジャニ∞が関与してくれてると知って、龍太くんが15周年を迎えて、今しかないと思って、頑張って筆を進めた今日なのだった。(この記事を書いたのは実は10月末なのだ)

 


関ジャニにもジャニーズWESTにもなにわ男子にも関西ジュニアにも、更にはその上のKinKi Kidsやなくなってしまったkin kanなにわ皇子やBOYSに対しても、私は、ありがとうじゃ足りないって思っている。
全員の存在が、今の私の生きがいで、生きる希望で、今の私を作っている。
好きにならせてくれてありがとう。これからも、私の生きる道を照らす存在であってほしいし、どれだけ有名になっても、ファンに感謝を惜しみなく伝えてくれる素晴らしい人たちであり続けてほしいなあと思う。

 

 

 

「ありがとう」じゃ足りない
うまく言葉見つからない
僕が今ここにいる
道を照らしたのはあなた

 

 

 

ちなみに誤解して欲しくないのは、決して関東が恵まれていて甘やかされているとは思っていなくて、関東の彼らもたくさんの葛藤を乗り越えて生きていることは充分すぎるほど分かっているので、これからも西も東も仲良く健やかに生きてほしいなあということ。