賛否両論あることを書きます。
自己責任で読んで、、叩かないで、、
2017年の11月に「3列目の逆襲」と口にした彼は、
2018年の10月に、本当に3列目から1列目に飛躍した。
入所から15年目のことだった。
8歳でジャニーズ事務所に入所した藤原丈一郎くんは、可愛い顔と小さな身体で一生懸命関ジャニ∞のバックで踊っていた。
15年間頑張り続けて、辛酸を舐め続けた。
2017年に初主演舞台が決まって、いつも3列目から、たくさんの人の後頭部の間から顔を覗かせていた彼は、21歳でやっと、1列目、誰の後頭部もない最前列に立った。それを「3列目の逆襲」と笑った。
舞台を経験して、沢山努力して経験値を積んで、2018年10月、22歳の彼は、「なにわ男子」のメンバーに選出された。正真正銘の1列目。大飛躍をぶちかました。15年目でようやく、胸を張って1列目と言える位置に立った。
私は室龍太くんが好きだ。けれど最近、龍太くんを見ているのが辛くなった。
龍太くんはど真ん中ではないけれど、ずっと「主要メンバー」として活動していた。ジャニーズWESTがまだジャニーズjr.だった頃から、グループを組んで所謂「お兄ちゃん組」としてマイクを持っていた。何列目かと聞かれたら、彼の人生は基本的には1列目だったんじゃないかなあと思う。
けれど推されることがなかった。入所時から一緒にやってきたB.A.Dや濱ちゃんはデビューしてしまったし、同じグループだった文一くんは着実に役者として舞台の道を歩み、ごく自然の流れで役者としてジュニアを卒業した。
もともとのキャラもあると思うけれど、役者として生きることを沸々と決意していたからか、文一くんはジュニアの晩年、コンサートにもテレビにもあまり出なかった。文一くんは最後、アイドルとしての姿を私たちになかなか見せてくれなかった。関西でサイレント卒業(言い方よ、、)したのは多分文一くんが初めてなので、そういった卒業の仕方の礎を築いたのは文一くん。その基盤と比べると龍太くんの今は、全然違うところにある。
正解があるわけではない。文一くんの生きる道も正解だし、今の龍太くん生き方も正解だ。
ジャニーズにはもちろん「アイドル」を求めるので、今もコンサートやテレビに出てくれている龍太くんは、ジャニーズとしては大正解な生き方をしてくれていると思う。けれど、これから龍太くんがどうやって生きていくつもりなのか、全く見当がつかない。
文一くんほど演技の道を歩んでいるわけではないし、真鳥くんや屋良くんみたいにダンスが上手くて振付ができるわけでもない。ふぉ〜ゆ〜みたいにSHOCKやキンキのバックという確固たる仕事がある職人気質なわけでもない。この歳までしっかりアイドルをしてくれているが故に、ひとり立ちした時に彼はどうやって生きていくのか、分からない。分からなくて、怖い。
龍太くんは最近、今まで以上に「アイドル」としての姿を私たちにアピールしてくれるようになった。気がする。喜ばしいことなのかも知れないけれど、私はその姿を見ているのが、少しだけ辛い。もう頑張らなくていいよ、って、言いたい。頑張ってくれている人に対してそう言うのは失礼かも知れないけれど、なんかもう、いいよ、って言いたい。
だいたい同時期にジャニーズ事務所に入所した、龍太くんと丈くん。
同期がジャニーズWESTとしてデビューしている、龍太くんと丈くん。
そんな同期のバックで踊っている、龍太くんと丈くん。
29歳の龍太くんと、22歳の丈くん。
同じようにジャニーズ人生を歩んでいるのに、その7歳の差は大きい。
最近終演を迎えた関ジュのあけおめコン。オーラスではほぼ全員のジュニアが大号泣して、とんでもないことになったらしい。
それをファンは深読みして、
「龍太君が辞めちゃうの？まだいてほしい。関ジュには龍太君が必要。」
とか言っているけれど。
私は正直な話を叩かれる覚悟ですると、無責任なこと言ってあげないでよ。と思う。
まだ続けさせるって、30歳過ぎてもまだジュニアとしての活動で甘んじさせるって、まだアイドルとして若々しく頑張らざるを得なくさせるって、どんだけ無責任に感情押し付けてるんだよみんな。って、思ってしまう。
龍太君の「卒業」が事実なのだとしたら、みんなの予感の通り事務所を辞めてしまうかもしれないし、ただ「ジュニア」を卒業するから関ジュのコンサートに出るのが最後というだけなのかもしれない。
そんなのまだ何も分からないけれど、どっちにせよもう「ジュニア」でいることは、卒業させてあげようよ、思う。私も龍太君が大好きだからもし本当に退所してしまうのだとしたらものすっっっごく悲しいけれど、私にとっては、ずーーーっとジュニアとして活動してこれからもずっと最年長ってイジられ続けるほうが、よっぽどつらい。
もう、「関西ジャニーズjr.」ではなく、「室龍太」として生きていくことを、許してあげてほしい。
龍太君がどうなるのか本当に分からないけれど、私たちはアイドルを応援する立場な以上、事実29歳でもう色んなことの選択を控えている龍太君がこれからするその選択を、見守って理解しなければならないと私は思うし、アイドルに理想を押し付けるのは諸行無常だと思う。
3列目から飛躍をとげた22歳の丈くんと、1列目でずっと頑張り続けた29歳の龍太くん。
3列目には3列目の困難がたくさんあったし、乗り越えた丈くんは本当に素敵だなあと思う。そりゃ最近の推され方は尋常じゃないけれど、「推され」になるまでの道は決して平坦ではなくて、けれどそれでも腐らずに今日までアイドルでいてくれた丈くん。その頑張りを知っているから、私たちは丈くんを応援したいと思える。まだまだ22歳、未来は明るい。
ヘッドセットではなくハンドマイクを持ち続けて、メインで歌って踊ってMCを回して、関西ジュニアの代表として1列目の最前線で戦い続けた龍太くん。ずっとみんなの先頭で走り続けているのに後輩に後ろからどんどん追い抜かれていった15年間。それは、1列目にしか分からない苦しみだなあと思う。葛藤し続けながら今日までアイドルでいてくれた龍太くん。私たちはこれからもまだまだ、龍太くんを応援したい。29歳、未来は何色ですか？
10月に15周年を迎えたときのweb連載で、「辞めないので！」というニュアンスのことを書いてくれた龍太くんなので、私はその言葉を信じて、「卒業」は目の前なのかも知れないけれど、「ジュニアからの卒業」であることを期待して、これからもジャニーズ事務所に所属し続けてくれることを期待して、今年も龍太くんを応援し続けたいと思う。
どんな道を歩もうと龍太くんが好きなのだ。それが私の気持ちなのだ。
あと余談だけど、丈くんリューン再演ほんとうにおめでとう！努力をこんなに大きな結果として残してくれるのでやっぱり君は最高だ！！！絶対行くからな！！！待ってろよ！！！！！
