夜行バスで大阪松竹座に行って、1人でダバダバ泣いて、数日心の中で噛み締めて、この感情を文字にしたくなりました。
仕事がうまくいかなくて、彼氏と別れて、体調崩して入院して、退院してインフルエンザにかかって、心も身体も絵に描いたようにボロボロだった最近のわたしのこと。冷静に運悪すぎん?厄年?
挙げ句の果てにジャニーズウェブさえシステムエラーで見られなくなって、「信じられるのはジャニーズだけ」論は打ち砕かれ、しゃらくせえ、Meは何しに大阪へ???と思いながら、バスタから夜行バスに乗って9時間揺られた。
梅田に到着して漫画喫茶で化粧をして、なんばへ向かった。松竹座の裏のカフェでモーニングを食べて、ストレスを全部ぶつけるようにタバコをしこたま吸った。あのカフェ毎回行くけど絶対空いてて最高、なんでオタクみんな行かないの?
ちょっとすっきりして、松竹座に向かった。1階席なのに3階まで上がるのだまし絵みたいでオモロイよなあって行くたびに毎回思う。そんなこたあどうでもいい。東京を出てからここまで、私の観劇に対するモチベーションはめちゃくちゃに低い。
グッズ買う気なさすぎて、ロビーをスルーして会場内に1番乗りした。ちょっとテンションが上がって、なんだかソワソワした。
ボーーーーっとしてたら、なんやかんや開演した。
気付いたらめちゃくちゃに泣いていた。
本当に本当に素敵な舞台に出会えた。思い出すだけで、涙が出そう。
思い出の松竹座で思い入れのある時期に主演舞台をするなんてなんてエモいんだと、おめでとうの気持ちを込めて軽い気持ちで申し込んだ夏。8月のわたしよ、ありがとう。
ここからネタバレ含むと思うので、これから観劇される方はUターンお願いします(*_*)
とにかく頭の中を全部書き殴るだけなので、いつものごとく、内容はゼロです。
すごく嬉しかったのは、平日の昼公演だったのに1階が満席だったこと。もちろん龍太くんや寺西くん以外の演者さんのファンの方も多いけれど、それでも、龍太くんの主演舞台がこんなにたくさんの人に観てもらえるのが、本当に嬉しかった。
やっぱりステージに立つ龍太くんは美しい。スタイルがいいのはもちろんだけど、やっぱりこの人は人前に立つべき人なんだなあと、人前に立つことで輝く人なんだなあと、龍太くんを見るたびにその輝きが誇らしい。
関西弁での演技が、演技中のツッコミが、素の龍太くんそのものでとても自然で、なんだかそんなところに涙が出た。すっかり素敵な役者さんだ。
まず何より序盤びっくりしたのが、寺田最可さんの歌声。失礼ながら私は彼女を存じ上げなくて普通の女優さんだと思ってたら、あまりに美しい歌声に、息を飲んでしまった。本当に、本当に美しかった。
この舞台にとって「歌」「歌声」というのはとても重要で、始まって最初に聴く歌声が彼女の声だということはとても大事なことに思えたし、その後誰も彼女の歌声によって上がったハードルを下げずに演者全員が素敵な歌声を届けてくれるので、その皆様の歌声だけでも、観劇の価値があったなあと思う。
この物語にとって根幹にあるのは「夢」
圭と朱里に共通するのは「夢を見ることができない」ということ。
自分のやりたいことが分からなくて夢を持てない圭と、歌手になる夢半ばで亡くなってしまって物理的に夢を叶えられない朱里。そして、そんな現状から「変わりたい」と思っている2人。
その夢を見られない、夢に対してネガティブな感情を持っているから、2人の心はシンクロして、2人は環状線の中で出会えたのかなあ、と思う。私もテラとシンクロしてえよ。
ていうか知らんし私の感想とか考察なんてどうでもいいんだよほんと。みんなの心の中に答えはあるし。各々考察してこ。
あと、私は生で寺西くんの歌を聴くのが初めてだったのだけれど、本当に素敵な声だった。映像で観た歌声よりも、何百倍も素晴らしくて、彼も舞台で輝く人だなあと思った。キラキラアイドルなテラも見てみたい気がするけれど、初めて出会えたテラが圭で、本当によかった。シンプルにめっちゃ好きになってしまった。大阪環状線出の寺西担になりそう。理性はどこ?
夢もクソもないチャコールグレーのような毎日を過ごしていた今までの私よ、大阪環状線を履修した私は、レモンイエローのようなとても温かく優しい世界に転生した。
ジャニーズウェブ内のなにわ男子の連載「日刊なにわ男子」土曜担当の高橋恭平くんのブログを読むと、私はなぜか少し泣いてしまう。
恭平くんは正直に言えば、おバカさんだ。けれど、一生懸命でまっすぐで、言葉と相手をちゃんと選んでいる感じが、すごく素敵だと思う。誰のことも傷つけない。おバカさんなりにちゃんとファンのことを考えている行動なのが、ちゃんと伝わっているからすごく素敵な子だ。
恭平くんのブログは、まさにそんな恭平くんの性格が表れているような温かくて可愛い文章だと思う。擬音が多くて独特な言い回しだけれどちゃんと伝わるし、読んでいる私たちが楽しくなったり嬉しくなったりすることを、彼らしい優しい言葉で描いてくれる。決して長文ではないけれど、写真や絵を添えて、一生懸命考えてくれたのがちゃんと伝わるから、私は恭平くんのブログに涙腺を燻られてしまう。
なぜかわからないけれど、大阪環状線は、そんな感じがした。恭平くんのブログのように、難しいことは言わなくて、純粋で一生懸命でまっすぐで繊細で、私たちの気持ちに寄り添ってくれる感じがすごく美しい舞台で、だから、涙が出た。
なんか恭平くんのことダイマしたいブログみたいになっちゃったな。
私が関西に住んでいたら、毎日観たいくらい素敵な舞台だった。恭平くんも素敵な子だよな。
心の奥の、1番真ん中のところが、じわっと温かくなる、そんな舞台に、今年の最後に、出会えてよかった。
生きてたらいいことあるよな。
「明日の光」が、ずっと私の中で鳴り続けているので、それが幸せなのだと思った。